2017年3月14日

廃チップソー再生(1) 廃棄物の再利用で 草刈り楽・速

使い込んで
チップの外れたチップソー
使用限界を超えたチップソーは再研磨してよみがえらせていましたが、

チップがとれたチップソーを再利用する方法です。

草刈りについてネットで調べて、こちらのHPを見ました。

SASAKARITAROUさんのページ。
出来杉計画さんのページ。

失礼とは存じますが、勝手にリンクを貼らせていただきました。

それでワタクシ、もう使わないチップソーを、倉庫のアチラコチラにおいてあったのを集めたら、
厚さ10cm位溜まっていました。


真似して一枚、すべてのチップを取り外して、台金をサンダーで研磨してみました。

驚きました。その切れ味は、明らかに新品のチップソーより上です。

その後、この再生草刈刃がわたしのスタンダード刈刃になってます。

ここから先は自己流の作業です。
失敗して怪我したり道具をを壊しても、自己責任になります。


タイヤレバーを
犠牲にしました。
作り方ですが

チップはタイヤレバーの先端に1.5mmディスクで切れ込みを入れたやつにはさんでコネてやるとプチプチ外れます。









はさんでコネルと
簡単に外れます。
刃の上方に向けて折るのが重要です。  

完全に取る必要はありません。
割れて残ったり、中途半端になってても後で研磨する時ポロッととれます。








回転方向に注意。
安全カバーの位置も違います。
サンダーに6mm厚の砥石を付けて台にバイスで固定します。


回転方向はチップソーの研磨のときと反対に
上向きにします。

火花や、外れたチップが散りますのでメガネをかけてください。

可燃物のある方に火花の進路が向かないように注意。




慣れれば片手でも削れます。
革手袋をして、刃の方を手で持って

最初はチップの取り外したところの角度を生かして
先端を削りすぎないように研ぎ上げます。

この時、刃が焼けてしまいますが、現場でヤスリを用いての研ぎはしないので気にしません。

刃の背の逃げを大きめに取ります。
軽くバリを取って完成。




完成写真です。
パット見チップの取れたチップソーにしか見えないので
非常にびんぼ臭いですが、メチャメチャよく切れます。

30分間くらいはよく切れますので

燃料が半分減ったら交換、

硬いものにぶつけたら即切れなくなるので交換して

半日で10枚位使うこともあります。




コレは1回草刈した後の刃
あとでまとめて家に持って帰り、
20分もあれば再研磨できます。

2回目からはサンダーの回転方向を下向きにセットできますので、

より安全に研磨作業を楽しめます。

草の状態や、生えてる場所によって
刃の形状を自由に成形していろいろなバリエーションができます。

切れ味がとてもいいので、

エンジンを吹かさず、
手にチカラを込めることなくサラサラと刈り倒すことができます。

また、先端が軽くて取り回しやすく、じつに使いやすい。

チップソー使用時には不足気味だった20ccのホムセン刈払機
能力が向上してオールマイティに使えるようになりました。

硬い草程度でしたら回転数を限界まで下げて、
さっさと左右に振っても往復で刈れます。

作業時間は半減、カラダが楽で
燃料の使用量も半減
経費削減にも貢献しています。

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チップソーによる刈り払いは、
刃がメイン、作業者は従となって、

ぶつけないように優しく、
ひたすら寿命を迎えるまで耐え忍ぶ感があります。

ただでさえきつい真夏の作業に辛抱まで加わって、
草刈が嫌いになる要素が満載です。


それに対して、再生刃による刈り払いは、
あくまでも作業者が主となり、

刈り方は自由、石やコンクリート際はわざとぶつけて刈ってもよし、

刃の付け方も自由、

道具の不具合による能率低下は作業者の責任となります。

それがうまくいって
作業が楽で能率が上がれば
気分がとてもいい。


ちょっと工夫するだけでとても草刈りがたのしくなります。
うまく研磨された刈刃を使用すれば、

どんな植生でも気持ちよく刈り倒せますので、
嫌だった笹ヤブや、カズラのからまったところも

やってやるぜという前向きな気持ちになれますので、
きつい作業とは無縁で

平穏な気持ちで草刈りできます。

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