2017年11月6日

もう、草刈せんとイケンのに、草刈機が使えん。エンジンスワップ

夏から悪天候やら多忙やら熱発やらで、草刈が捗りません。
その上、草刈機の準備も滞りがちです。

大排気量草刈機の試験を兼ねた作業をしたいのですが、
2号機は、腰痛誘発されるので使いたくありません。

5号機は、49ccですが、まだ、慣らし運転が完了していないので本格的には使いたくありません。

6号機の、44ccエンジンですが、一応慣らし運転も終了してスタンバイ状態にありますが、長時間の稼働はまだしてないので、実戦に投入するには不安があります。この前みたいに、始まってすぐに動かなくなったら、また草刈できなくなるので、予備機が必要です。
これまでの経験から、中華エンジンを完全に信用して作業に投入する気にはなりませんねー。

7号機は、コレ用の強力エンジンは、問題が多くてなかなか完成に至らない。

・・・こんな、一杯草刈機があるのに、安心して使えるのがないです。


この2号機48ccですが、
我が家には珍しく新品を購入したものです。

これで、ばりばり草刈する予定でしたが、
なんとも使いづらくて、オクラ入り状態です。




その原因はこの、チェンソー式のトリガーにあると思っています。

大排気量草刈機は、植生状況に応じてコマメにスロットルを調整できる方がいいと思いますので、

トリガー式なのは正解だと思いますが、


片手でサオの重量を支えて作業しながら、同時にスロットル調整もするのは不可能に近いです。
チェンソーの様に常時全開で使用するのならいいんですが。

トリガー部品の入手も絶たれてますので、このたび、完全にオクラ入りさせます。

そこでこの、絶対安心三菱重工製の48ccエンジンを取り外して7号機に移植して、試運転したい。

風邪ひき熱発、外出禁止令発令の中、

まずこの、2号機の先端についてるホルダーとどでかカバーを撤去。
これは5号機49ccで実戦使用する予定です。



クラッチケースとエンジンは
ネジ4本で分離。











エンジンとショイコ部分の分離ですが
とても回しにくいところにプラスネジが使ってあるので苦労しましたが、











なんとか分離成功しました。










このエンジンと
盆栽用7号NB351のクラッチケースを
ネジ4本で合体。
メーカーが違えど、このへんは規格部品なので互換性があります。

富士重工と三菱重工、
なにか国防関係の規格なのでしょうか。






ともあれ、2号機のサオとフレキとショイコは
3号機とともに倉庫の奥深くにしまい込みました。

フレキは外してまっすぐに吊っておくほうがいいでしょうね。









さて、合体作業の続きですが、

スロットルワイヤーは奇跡的に無加工で装着出来ました。
M6ナット一個追加したのみ。

ココらへんも規格部品なのでしょうね。





 エンジンスタンドですが、
NB351のです。すこし幅が合いませんでしたが
広げてやれば設置可能です。

ネジは横からトルクの掛けやすい、ヘキサゴンタイプを使用。





 先端のギアにグリスを注入。

これならば、安心して本格的な草刈ができると思います。

富士三菱、NB351-TLE48ですね。

エンジンのサイズが2まわり位大きくなって迫力満点、

リコイルはとても重いですが、始動は一発。

音が静かで、振動も少なく、台の上で10分間くらいアイドリングさせましたが、勝手に移動したりしません。


ところが!

・・・・夕方、辛抱できなくて、家の裏の灌木が茂ったところ(よその山)を刈ってみました。

とても重たいです。ロビンエンジンの倍はありそうな重量。
トリガーとハンドル角度が調整出来ないので使いにくい。
ストラップの調整をいろいろやってみましたが、
体調がすぐれないことを別にしても、とてもきついです。腰にきます。

一日中振り回せるような品ではありませんよ。

パワーについては十分ですが、軽量なチップソーを付けてるにもかかわらず、
スロットル開閉に伴う回転の上昇下降がとても緩慢で、
ロビンエンジンのように、モトクロッサーを彷彿させるようなダイレクトレスポンスでは全く無くて、
まるでスクーターのエンジンの様で、楽しくないです。

こうやって同じ条件にして比較したらよくわかりました。
これは、私の使用条件ではダメなエンジンです。

3 件のコメント:

  1. うーん中々立派な試作機ですね!
    層状掃気と自動調整コイルを当方が嫌いな理由がお判り頂けたでしょう!
    多分スペックシート道理のパワーも無いと思います。
    まあガスを食わせないでパワーを上げるなんて今も昔も有り得ないのですが。
    キャブチューンも無理でしょうね。

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    1. そうなんです、素浪人さん。
      ・・・私も知ってたらこんなクソ刈払機は買いませんでしたよ。50年昔の設計のロビンエンジンのほうが数段上を行ってます。
      環境に配慮とか言ってますけど、そんな製品がほんとに環境にやさしいかどうかなんて、使えないのなら全く意味がないです。造るだけムダ。代表はプリウス
      でも、中にはデミオ1.3L MTのように実際とてもいい製品もありますので、全部が全部ダメってわけじゃないと思うんですよ。
      何ごともやってみていいか悪いかは神のみぞ知るっていうか、やってみんとわからんっていうのはありますね。

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  2. 改造されて本来の仕様ではない別メーカー同士の組み合わせで使われた挙句重量バランスが悪くなっただのギャーギャー文句言うあたりが日本がモンスタークレーマー天国なんだなと実感。そもそも元々背負い式草刈り機のエンジンなら重くて当たり前だしビュンビュン高回転でブン回れても危ないだけだわ。低速でも刈れるセッティングになってるだけ。チェーンソーでもスチールのMS170はビュンビュンブン回るけどチェーンソーの刃は薄いタイプ(取り扱いが無い店がある)を使用してトルクの無さをカバーしていてハスクバーナーの135はそれ程ブン回らないけど溢れるトルクだからどこでも必ずある標準の刃でバリバリ切る味付けがされてる。
    まあ普段から偉そうに「チューニングは自己責任(`・ω・´)」とか言っておいて280psから600psに改造しておいて必要な処置(社外品大容量燃料ポンプに交換しておいて肝心の駆動用配線は純正のまま等)も取らずに起きたトラブルを車両メーカーのせいとか記事を書く車雑誌とかショップが出てくる責任転嫁が国技の民族だからしゃーないけどさ。
    「消費電力を上げたら配線引き直し」「社外品大容量燃料ポンプに交換したらバッテリー直結配線は鉄則」って散々書いてたのは雑誌なんだけどなー。

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