部品が届いて、次に
ベースとなるエンジンですが、
新品の40cc(右)が遊んでいますが、これは正式に私の所有物ではないので、触らず置いときます。で、ジャンク草刈7号についていた35ccの新同品(下)をチョイス。安心の日本製です。
コレをばらしていきます。新同品とは言え、20何年昔の品ですから、汚いのでまず掃除します。
点火コイルを外します。これはネジ2本緩めるだけで簡単。
次にクラッチシューとスプリングをバラし、取付板を外します。
センターボルトはインパクトドライバーで外せましたが、
クランクシャフトとテーパー嵌合になってるので、強烈にはまり込んでいて、プーラーがない環境では厳しいです。
クラッチ取付板のシュー取り付け穴にM6ボルトをねじ込んで、クランクケースの丈夫そうな箇所に突っ張って持ち上げて外しました。
エンジンを裏返してファンプーリを外します。
センターボルトはインパクトドライバーで外せましたが、プーリーの下側がどういう風になってるか見えませんので、
今度こそプーラーが必要です。
木の板に、ドリルで削孔して、簡易プーラーを自作しました。
コレをクランクケースに木をはさんで載せてやり、長いM6ボルト2本で、ファンの穴を締め込んで引張り、
軽く叩いて外します。
半月キーを紛失しないように厳重に保管しておきます。
シリンダーはいつも通り、ネジ4本緩めて、パッキンが貼り付いてますので間にスクレーパーを押し込んだり、排気口の丈夫なところを軽く叩いたりして外します。
リードバルブの取り外しも簡単。
ピストンは外さずに置いときます。
クランクケースは横割りになってるので、ネジを緩めて
木の簡易プーラーをクランクケースに取付けて、クランクシャフトの真ん中を押し付けながら、
つなぎ目にスクレーパーを押し込みながら、丈夫そうなところをかる~くコンコン叩いて衝撃を与えたり、なだめたりスカしたりしながら締め込んでやると急にパカっと割れました。
反対側も、木のプーラーで。
ベアリングとシールは再利用する予定なので、痛めないように大切に掃除します。
なにしろ新同品のエンジンですから。
ん?内側にはシールは無いみたいですねー。なくて正解なのかよくわかりませんが、
合わせ面を磨いて、バラシ作業は完了です。
ばらして実感するのは、このエンジンは空気の流れが一直線になるように設計されていて、とても素性のいいエンジンだということがわかります。
シリンダーの真反対から吸入して、クランク室をよどみなく一直線に通り抜け、シリンダーに掃気される流れの構造に、感心しています。
50年間も、同型のエンジンが一線で使用されてるのは、この基本設計の良さがそうさせてるとしか言いようがありませんねー。
続く
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