ウチにはラプトル50という入門用の天体望遠鏡があります。
宇宙好きの長男が誕生日に買ってもらったやつですが、
小さくて安価な割にはとても真面目に作られた製品で、
おもちゃのような外観から想像するよりとてもクリアでシャープな像を見ることができます。
晴れた夜には、コレを庭に出して、街灯の光を避けるためにクルマの影から
空を見るのが好きです。
これとコンパクトデジカメを組み合わせて天体写真に挑戦してみました。
目で見て感激したら、写真に取りたくなるのは、
21世紀の住民としては当たり前の感情でありましょう。
2000年以前はそんなことは全然なくて、なんでも肉眼で見て、感激して
記憶にとどめて終了だったのですが、
面倒な世の中になったものであります。
ラプトル50の三脚や架台はとても華奢にできていますので、
デジカメを追加したらその重量を支えることができません。
値段を考えると仕方ないのですが、ちょっとやり方を考える必要がありますねー。
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肉眼で観察するときには望遠鏡に触らないようにして、
目だけを接眼鏡に近づけてそっと見るのですが、
それと同じように、
デジカメを手持ちでそっと接眼鏡に近づけて撮影できないか実験してみました。
被写体ですが、初心者ですので、
一番地球に近くて明るくて大きい天体、月を選択します。
撮影時間に余裕を持たせるために、天体望遠鏡の倍率は一番低くしておきます。
高くするとすぐに視界から逃げてしまうので。
デジカメのレンズの周辺部は、像が歪むのでズームを寄せて、
記録サイズは、とりあえず目いっぱいの16MBにして、
この際、デジタルズームはオフにしておきましょう。
データを収集するため、ISO感度を手動にして、
まず、200ぐらいからやってみます。
PENTAX Optio LS465には撮影時にマニュアル調整できるグリーンボタンがついてるのですが、
コレを露出補正に設定します。
被写体の明るさによって、露出を細かくいじりますので。
ホワイトバランスは白熱灯の設定にして、
青っぽい設定のほうが月がかっこよく写りそう。
(趣味の問題ですが)
イスに深くすわって背もたれにもたれ、
上体をできるだけ安定させて、
肘を膝に当てて固定し、
デジカメのレンズをそっと接眼鏡に近づけ、
バックモニターに月が写ったらシャッターボタンを半押しにして、
画面に表示されたF値とシャッター速度を確認します。
とんでもない数字でなかったらそっとシャッターを切ります。
後は 天候と数の問題です。
でもうまくいきません。激しく手ぶれします。
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