夏はアチいので放おっておいたのが結構なヤブになってます。それをハイパワー機で一気に粉砕するのが楽しいのです。
でも、長時間になると振動で手がしびれていやんなる。
すると楽しくなくなってやる気が出ない・・・
低振動なエンジンを組んで見ましょう。ベースエンジンは・・元41ccだった残骸が落ちていました。
なんか、サビが来ていますが、大急ぎで組み立てることにしましょう。
クラッチの側にクランクケースを止めているM5ボルトが4本あるので隙間から抜き取りましょう。
パーツが紛失しないようにプラトレー(苗箱)に保管。
エンジンを裏返して、建築金物をこういうふうに取り付け、
クランクシャフトの芯を押さえつけるようにねじ込むと、
パカっと割れます。
反対側も建築金物を取り付けて
クラッチに当たらないようにクランクシャフトの真ん中を押し付けるとクランクシャフトがスポンと抜けてきます。
わー。
もうサビまくっていますが、左のフル・サークルクランクをチョイスしましょう。ストロークは32mm。
右のノーマルタイプクランクが、エンジンの振動の元凶です。
クランクベアリング及びシールに異常は認められないので再利用します。
錆びる前に急いで組み立てましょう。
パッキンが切れてましたので、古いパッキンを削り取り、合わせ面を清掃。
ここは妥協は許されません。
私のパッキンコレクションの中から最後の一枚をピックアップ。クランクシャフトを挿入しましょう。
どえらい軽くスポンと入りましたよ。
前に組んだときはクランクシャフトを冷凍したりして大ごとでしたが、今日は簡単でした。
クラッチ側からねじ込んで締め上げます。
少し締めては回転を確かめながら慎重に。
最終的にクランクシャフトのセンターを指で摘んで回せるくらい低フリクションなエンジンに仕上げるのが目標。
高回転高負荷時に滑らないので過熱しません。
右の純正タイプのはダメ。高負荷で滑って、さわれないほど熱くなる。
インパクトレンチでガリガリっと。
ファンプーリーですが、安もんの穴なしタイプのしか在庫にありません。もし取り外すことがあったとき困るのですが今から注文するのもアレだし、
一発勝負でこれを組みましょう。
この小さな月形キー
安い部品ですが、ないと組めません。
クランクシャフトのスロットに刺して、ファンプーリーをかぶせて固定。
ピストンクリップですが、
右の純正ののの字のやつは使わないほうが吉。
運転中にエンジン内で折れます。
ベースパッキンは2枚入れるのが俺流。
シリンダーを被せて
ピストンリングを左手で抑えて挿入、
固定。
ボアは44mmになります。
コイルをつけました。
リコイルは
慣らし運転が終了するまで
何回もシリンダー脱着する必要があるのでとりあえずアルミスターターを付けときましょう。
これは部品として一個ずつ付けたほうがいい。
一度につけるとどこか干渉してエンジンが回らなかったりするので。
プラグは中華品の160円のヤツ
ですが新品です。
国産の500円くらいするやつは、NGKとか印刷してあるだけで、結局アチラ製なのでこれで十分。というか、一緒。
うひー、リードバルブもサビてるよ
大急ぎで組み立てねば。
キャブは私のキャブレターコレクションの中から
実績のありそうな古いやつをチョイス。
フロート式キャブレター採用。
そろいのネジが見当たらないのでバラバラですが
しっかり取り付けました。
必要以上に長いボルトを使うと、クランクウェブに先が当たってエンジンが回転しなくなるので注意。
エアクリボックスはとりあえず貴重品の純正タイプ。
燃料タンク取り付けゴムですが、
これも貴重品ですよ。
中華品は見当たらないという意味で(笑)
燃料タンクですが、キチャナイですねー。
一生懸命掃除したのですが、
あまりきれいにならない・・・
この貴重品の燃料タンクブラケット。
最後の一個です。(うちの在庫の)
私が草刈機改造にハマった原因かここにあります。
昨年これを見つけ出すまでどれくらい手間を重ねたでしょうか。
燃料コックを外したところに小さな隠しフィルターがあって、ほんの少しのゴミでも燃料の流下を阻害しますので清掃しましょう。
出来ました。1時間ちょいかかった。
エアクリケースは純正タイプはメンドイので中華品に替えました。
マフラーは最初NB411についてたやつ(を赤く塗ったもの)
早く草刈り機に付けて試運転したいですが、
雨降りなのでしません。
はははは!何か凄い勢いですね。
返信削除この勢いでどんどん突っ走りましょう!
当方は糞みたいなジャンクで手一杯です。
いやー、このままほっとくと本当のジャンクになるところでした。パーツ類は湿気の少ないところに保管しないと直ぐ錆びますねー。
削除早く運転してオイルを行き渡らせないとまずいことになりそうな。けどもこの雨じゃなんもでけん。