68ccのアースオーガエンジンを草刈機に流用して
ハイパワーの極みを目指したのですが、いまいち調子が出ないのでテストベンチ(笑)に固定して試運転を繰り返しました。
キャブ横の燃調ネジを締めたり緩めたりしながら
エンジンを掛けて吹かして見ては点火プラグを抜いて色を確認しながら最高回転になるところを探ります。
しかし、どうも納得するセッティングが出ません。
キャブを撤去して通路を点検しましょう。
んー?
パッキンが逆に組んでありました。負圧通路をふさいでます。
これでは燃料の安定供給はできませんね。
誰だこんな組み方したのは!
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俺だ!!
キャブを交換したときしくじったみたい。
というか、そんな重大なミスしてるんだからエンジン始動しないで欲しい。3回ぐらい草刈りに使用してどうも調子出ないから見直してたらこうなってました。
最初から動かなかったらこんなに悩む必要もなく組み直していたのに。
ともあれ原因がわかったので合わせ面を綺麗に掃除しながら液体パッキンを薄く塗って組み立てます。
このエンジンよく見ると強制空冷のファンが後ろのリコイル側に付いていて、クラッチの冷却に付いては考えられていないようです。ロビンEC04と一緒。
従って、クラッチのベルハウジングに冷却穴が空いてるNB351棹に装着しないとトラブルのもとになりそうです。
パッキンと遮熱板を丈夫な厚紙で兼用しているという、優れた設計。
遮熱板の「蜂」の意味はわかりませんが、中華圏の製品だというのはわかります。
完成!セッティングも一発で出ました。今までの苦労は何だったの。
このクソでかい68ccエンジンの存在感。
エンジンを水平にして使用するのが本来の使用法なので、燃料タンクの注ぎ口は後ろを向いてしまいますが、草刈りには支障ないです。
保管するとき逆さまに吊るさないといけませんが。
排気ガスは前向きに排出されます。大好きです、「前向き」という言葉が。
草刈るには臭いですが。
調整するときはジェットフィットに極太のナイロンを長く切ってつけると
パワーと空気抵抗が釣り合って高負荷での調整ができるので好都合です。
というか、ジェットフィットは必要以上にパワーを要求してくるので、実際の草刈りには向かないと思う。この68ccでもパワー不足だと感じます。
で、現在ジェットの使いみちはこれだけしかなくなりました。
エンジンについても、刃の切れ味向上に伴いダウンサイジング傾向の中、使用できるシチュエーションが限られています。
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