オクの説明では使用可になってましたが、全体を点検しないとそのまま使うのは危険です。
まず、エンジンとサオをクラッチ部で切り離し。ネジ4本緩めて外すだけです。
サオと、クラッチケース(右のサオの根本についているアルミのラッパ状の部品)の回り止めのネジが欠品でした。
※追記 傾斜地で使用するときに、フロート式のキャブから燃料が漏れないために、エンジンごと水平に保つ機能で、エンジンとサオがくるくる回るような構造になってるのでした。
クラッチハウジングはサビていたのでペーパーでサビ落とししました。
ベアリングはOK。
先端のギヤケースをネジ2本緩めて取り外し。
回転部にガタが無いことを確認し、グリスを注入しました。
エンジン部はざっと点検。
エアクリーナーエレメントが欠品でしたので例の不織布で自作しました。
ホルダーは、我が家では最新の鮫牙タイプ。
そして試運転。
とてもいいです。
私の中で評価が低かった鮫牙コードですが、全然コード切れしません。
試しに太さ1cmくらいの桑の木を切ってみましたがカタログ通りバシバシ切れてコードの消耗は大したことありません。
ワタシ、誤解していました。
ナイロンコードが切れやすいのは48ccの刈払機のパワーが強すぎたためで、ナイロンコードのせいではありませんでした。この話はまた今度詳しくやります。
気になっていた重量ですが、両肩に掛けるタイプのストラップを使えば全く気にならないと言うか、軽いです。
さて、20分間くらいはとても快調に使えていましたが、突然エンストしました。
・・・原因究明してみましょう。エンジン自体は調子よく回転してたのですから問題ないはず。
考えられるのは
①燃料が入らない。キャブが詰まってる。
②燃料パイプが詰まってる。
③点火不良、プラグがダメ
④点火コイルやCDIが壊れている。
⑤エンジンストップの回路が短絡
点火系の点検
プラグは新品でした。リコイルを引けば火花が元気に出ました。
電極が真っ白に焼けているので点火系はOKで、燃料が来ていないことが確定です。
④じゃなくて助かりました。日本製の、こういう大中古品の部品は欠品してたり、あってもとても高かったりすることが多いのでとりあえずホッとしました。
続いて燃料系の点検
重力を利用して燃料を送る構造がバイクと似ているのでとても親しみを感じます。
キャブの下についてる蝶ボルトのドレンプラグを外して燃料コックを空けてみると、
燃料が落ちてきません。
キャブのフロート室を空けてコックを空けてみても同じです。
フロートバルブを指でピコピコ開閉してもダメ。
どこか詰まっています。
キャブレターのオーバーホールをしてみましょう。
ネジ2本外してキャブを外し、
燃料バルブを外して各ジェット類、燃料のデリバリパイプやコックを含めすべての穴にパーツクリーナーを通して貫通していることを確認しました。
それでも燃料は落ちてきませんでした。
ということは答えは一つしか残っていません。
燃料タンクのフタの空気抜き穴が塞がってると・・・
タンクのフタを外してみたら、
大正解でした。やっと混合ガソリンが流れてきました。
燃料タンクのフタも
分解して清掃しました。
できました!
もう絶好調です。
試しに細いナイロンコード(2.4mm丸型)を挿して草刈りしてみましたが、
コードが切れずにちゃんと草刈りできます。
コードの補給せず、燃料のほうが先になくなりました。使いやすいスロットルレバーのお陰様ですね。
負荷に合わせて(2stは負荷が排気音でわかります)丁度いいスロットルの開け具合にすることが容易にできますので植生変化に対応して出力を調整してやることや、ナイロンコードの強度に合わせた刈り方なども簡単です。
総評価
いらない機能が何もついていない、とてもシンプルな機械で、使いやすく、整備しやすいので長く使えそうですね。とても好感が持てました。
(若干燃費が悪い気がしますが・・)
NB351、なんだか調子が悪い。調整してみる
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