2011年3月11日
この日が境でした。
3年落ちで半値 5年落ちでその半分
7年落ちのはタダ。
廃車にするには持ち主が数万円の処分料を支払わなければならない。
なんてのが相場でありました。
従いまして、ちょっとした空き地や林道の入り口付近にはよく廃車が放置されてる風景が見られたものです。
従いまして、ちょっとした空き地や林道の入り口付近にはよく廃車が放置されてる風景が見られたものです。
まー、簡単に言えば新車の供給過剰、中古車はもっと過剰だったわけで・・・
先の震災後、状況が一変しました。
被災者それぞれに1台ずつ全体で数十万台の中古車が必要になりました。
まあ、中には震災にあっても新車を買う人がいたでしょうけども。
コレにより、国内にいっぱいあった中古車の総数がいっぺんに少なくなりました。
それで状況は一変し、今では10年使用車でも立派な中古車として流通し、100万程度するのも結構あります。
20年経過したクルマでもそれなりの価格を維持しているようです。
思い出してみれば、1990年頃自動車の品質に変化がおきました。
それまで、排ガス規制の対応に追われていた各メーカーは
はっきり言って、自動車の耐久性能の向上という面には開発コストをかけていなかった。
80年台のクルマは今のクルマのように耐久性能が高くなかった
フェンダーまわりなどはたいてい5年位でさびが出ていました。
極端な例・日産スカイライン
R30とか31という型ですが、新車を買って半年で塗装が膨れてサビが出たとか、そういう風に雑誌に書かれてました。
それが、R32になってから、一変、耐久性がとても向上しました。
これが出たのは確か昭和64年だったと記憶してますが、
今でも時々走ってるのを見ますよねー。
その頃メーカーの排ガス対策も一段落し、車体の方にもコストがかけられるようになって
亜鉛引の防錆鋼板なんかを採用しはじめました。
つまり、90年代以降の自動車は長持ちするわけです。
それが理由で新車の販売台数もぐっと少なくなってきていました。
何しろあまり痛まないわけですから、今まで3年、5年で買い替えていた人たちがもっと長く乗るようになったわけであります。
それでいいタイミングで不況からの地震、津波、水没したものだから
中古車の数がいっぺんに少なくなりました。
あと、途上国系のバイヤーたちがいっぱいいて
めぼしい中古車をみんな買って帰るものですから、その価格もグッと上昇しました。
それでもまだスポーツ系の車は
実用性に乏しいことから結構残っていたのですが、
それも一度に終焉を迎えました。
米国の中古車輸入規制の話です。
米国では基本的に日本製中古車の輸入は禁止されていますが、25年以上経過したビンテージカーは
規制対象外となっています。
1990頃に発売された、スカイライン、スープラ、ユーノスロードスターといった車種はその年数に到達したものから、いっぺんに市場から姿を消してしまいました。
これらはこぞって米国に輸出されてるものと思われます。
まー古い車がいい値段が付いて売られていますよ。
左の写真を御覧ください。
ユーノス・ロードスターですけど
ふるい最初のリトライトが付いた型のほうが
2代目の固定ライトになったやつより何倍も値段がしてますよー。
メーカーが補修部品の生産を再開するということで、人気も復活してる様です。
ま、今のうちに2代目ロードスターを
買っておくかー。
メーカーが補修部品の生産を再開するということで、人気も復活してる様です。
ま、今のうちに2代目ロードスターを
買っておくかー。
あと、ディーゼル車ですよ。
豊洲地下空間の総責任者である石原都知事(当時)が、TVでやってみせた、ペットボトルのパフォーマンスにより、国内ではディーゼル車がほとんど流通しなくなりました。
なにしろ売りに出しても買い手がつかない状態になった時期がありましたので、在庫を抱えてる自動車業者さんは焦って安く輸出業者に渡してしまったのですよ。
それでディーゼル中古車が一度に消え去りました。
輸出されたからと言って、地球の大気汚染が減るとはちっとも思えませんが、むしろ海外の人のほうが長距離を乗りますので余計に汚染されると思いますけど、
結果、そうなりました。
新車の販売減、自動車の耐久性向上、途上国への輸出、津波、米国への輸出 ディーゼルの撲滅・・・
いろいろな条件が重なって、中古車相場を押し上げているのが現状であります。
昔、解体寸前のKPとかTE77とかS130とかTSサニーなんてのをタダ同然で入手しては
自分で修理して乗ってたCARBOY世代の私らから見れば 寂しい限りですが、
まー市場的には正しい姿になったというべきでしょうね^^
放置廃車もほとんどなくなりました。
中古相場、クルマについてはいつも観察してるのでだいたいわかりますが、
いろいろな条件が重なって、中古車相場を押し上げているのが現状であります。
昔、解体寸前のKPとかTE77とかS130とかTSサニーなんてのをタダ同然で入手しては
自分で修理して乗ってたCARBOY世代の私らから見れば 寂しい限りですが、
まー市場的には正しい姿になったというべきでしょうね^^
放置廃車もほとんどなくなりました。
中古相場、クルマについてはいつも観察してるのでだいたいわかりますが、
楽器についてはシロウトまるだしのワタクシでありました。
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